このたびの新型コロナウィルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
◆ 公演の中止(延期)のお知らせ ◆
平素よりご愛顧を賜りまして、誠に有難うございます。
本公演を心待ちにされていらっしゃる皆様、大変心苦しい限りではございますが、この度の新型コロナウィルスの先の見えない状況と緊急事態宣言の要請を鑑み、一旦無期延期とさせていただきましたこと、あらためてお知らせいたします。
実施に向けて様々な熟考をしてまいりましたが、現状と予測のできない今後の見通しでは、スタッフ、キャストはもちろんお客さまにおいても大きなリスクがあると危惧し、この度の判断とさせていただきました。
形態を変えて、動画による映像のご提供とをすべくクラウドファンディングの実施、また、ご賛同企業、団体様へのご提案、自治体や行政機関への協力要請なども行って参りましたが、当方の力不足にて実現に至りませんでした。
誠に申し訳ございません。
もちろん、これで諦めた訳ではございません。日を改め、さらにバーションアップした公演を皆様にご覧いただきたく、スタッフ及びキャスト一同、引き続き進めて参りたいと思っております。
なにとぞ変わらぬご支援をお願い申し上げます。
皆様とは能楽堂でお会いできる日を楽しみにしております。
まだまだ予断を許さない状況ではございます。みなさまご自愛くださいますようお願い申し上げます。
古典芸能の狂言と現代の音楽のコラボレーション。
様々な試みにて観客の皆様を異空間へ誘います。
最も古い古典芸能の「狂言」と最も新しい「現代の音楽」を融合し、同一舞台にて演じるコラボレーションの公演です。
演目の脚本は、筒井康隆原作「妻四態」へのオマージュとして、狂言に書き下ろしたものです。
現代の世情も加味させながら狂言と現代の音楽とをユニットさせることで、狂言の表現の可能性を試みる作品にもなっています。
一見無関係なジャンルのものが、筒井康隆作の「妻四態」という独特な世界観に入り込み、そして融合されることで、原作には描かれなかった人物の姿ともども新たに視覚化される世界を体現していただければと思います。
観客の皆様には、狂言の可能性にお付合いいただき、その日だけは、能楽堂の空間の中で新鮮な世界に遊んでいただけるような、
そんな舞台にいたしたいと思います。